
Put a Rainbow in your Heart
こんにちは。ベルベット吉祥寺店です。
雨が上がって、気持ち良い青空が戻ってきてくれました。
友人からくっきり大きな虹の写真が送られてきて、なんだか幸せな気分に♪
残念ながらお店から虹は確認できませんでしたが、ご覧になったラッキーな方もいらっしゃるのでは。
雨のち虹の月曜日、一週間のよいスタートがきれそうですね!
そんなハッピーな今日は、入荷したばかりのHans Wegnerの家具をご紹介します。
まずは、名作 CH30。
2011M037
ダイニングチェア CH30
Hans Wegner
チーク+オーク
W52、 D48.5、 H75、 SH44
「椅子の巨匠」として知られるHans Wegner(ハンス・ウェグナー)が1952年に
デザインしたもので、北欧ヴィンテージファンの間で大変人気のあるモデルです。
CH30はデンマークのごく普通の家庭のために、日常で使いやすい椅子として作られました。
派手さはないですが、日常の道具として、丈夫で長く使えることや、美しいフォルムであること、
手に入りやすい価格であることにこだわって作られた一脚です。
一流の家具職人でもあったHans Wegnerのこだわりがつまったこの椅子は今では価値のある名作として知られています。
今でも生産されているモデルですが、現行品は材料が換わっているため、
この美しいチークとオークのコントラストはヴィンテージでしか出会えません。
パッと目を引くのは背板と後ろ脚のジョイント部分にある十字型の「契り(ちぎり)」。
契りは接合部の強度を高めるための役割をもちますが、その加工を美しい意匠として仕上げているのがさすがウェグナー。
家具職人としての技術力とデザイナーとしての美意識を感じることのできるCH30のポイントです。
チークとオークの美しいコントラストを際立たせるため、ベルベットでは仕上げ方法も工夫しています。
背もたれは飴色に経年変化したチークを引き立てるためにオイル仕上げに。
脚部は白木のオークの風合いをいかすためにワックス仕上げに。
当時のデザイナーや職人の思いを繋ぐメンテナンスチームのこだわりです。
張地にはヌメ革を使用しているので、木部とともに経年変化をお楽しみいただけますよ。
ヌメ革好きとしては、たまらない組み合わせです。
お次は、1950年代にAndreas Tuck社によって製造されたネストテーブルAT40。
2011D081-02
ネストテーブル AT40
Hans Wegner
チーク+オーク
W52、D34、H48
とてもシンプルなネストテーブルですが、初めてお店で見たとき、その存在感に思わず目を奪われてしまいました。
一切無駄がなく、ウェグナーの作品らしい機能美が備わった逸品です。
CH30と同じく、チークとオークのコントラストがこの作品でもいきていますね。
「神は細部に宿る」という言葉がピッタリなネストテーブル。
シンプルだからこそ、細部まで完璧な仕事をしていることが伝わってくる作品です。
機能性にも注目ですよ。とっても軽量で持ち運びしやすく、出し入れもスムーズ。
使う人にやさしい構造であることにも、ウェグナーの職人気質と心遣いを感じます。
家具としてのクオリティやデザイン性はもちろん、使い手の立場に立ったものづくりの精神が
時代を超えてウェグナーの作品が愛されている理由の一つですね。
ところで先日、お客様から「ネストテーブルってどうやって使えばいいの?」
というご質問を受けたので少しご紹介。
「ネストテーブルの使い方は自由です!」というのが答えなのですが、
シーンに応じてさまざまな使い方ができるところがネストテーブルの最大の魅力です。
人が集まるときは、こんな風にコーヒーテーブルとして使用することができますよ。
ネストテーブルならではの遊び心ある配置で個性を出してみましょう^^
2人でソファに居る時は、2つに分けてリラックスタイムを楽しむのもよいですね。
一人は読書、一人はコーヒーでひと休み…といった時間にも、それぞれの使い方ができちゃいます。
リビングでお仕事モードにならなければいけない方も多いのではないでしょうか。
そんな時もネストテーブルが一役といわず、三役買ってくれますよ。
一台はパソコン台、一台は資料を広げるスペース、一台はコーヒー用に
といった具合に三者三様の活躍をみせてくれます。
いかがですか。ネストテーブルって本当に便利ですよね。
この他にも、寝室のナイトテーブルとして、お花や作品を飾るスペースとして…
などなど使う方次第で自由な変化を楽しむことができますよ。
今日はみんな大好きHans Wegnerの家具のご紹介でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
吉祥寺店 芹澤