
【井本真紀〔 crevasse 〕展覧会のお知らせ】
【井本真紀〔 crevasse 〕展覧会のお知らせ】
7月20日からベルベット吉祥寺店で涼しげな雰囲気が漂う、ガラスアートの展覧会を開催いたします。
海外での個展やLOEWE FOUNDATION Craft Prize 2023のファイナリストに選出されるなど、近年世界のアートファンからも注目を集めているアーティスト、井本真紀さんの新作展を開催致します。
薄氷のように繊細なガラスアート
その作品は儚さと斬新さに溢れ、他に類を見ない存在感を感じさせてくれます。
この展覧会はベルベット吉祥寺店から徒歩1分のアートギャラリー、Gallery惺SATORUとの同時開催になります。
2会場で小作品から大作まで40作品以上が展示される見応えのある内容です。
皆様、お時間ございましたら是非、足をお運びください。
井本真紀〔 crevasse 〕
7月20日(sat) – 8月10日(sat)
Gallery惺SATORU @gallerysatoru
open 12:00-19:00 最終日17:00まで
月火休廊
https://gallerysatoru.com/2024_maki-imoto/
吉祥寺店から徒歩1分ほど
BELLBET吉祥寺ショールーム @bellbet_k
open 11:00-19:00
木曜定休
【作家コメント】
ガラスがどのようにみえているのか、ということが、制作に投影されるのだろうと思います。
溶けるものにみえるのか、割れるものにみえるのか。透明なものか、柔らかいものか、重いのか軽いのか。
言葉にならない何かかもしれないし、見え方は一つに限らないけれど、人によってガラスはさまざまに把握されていて、だからさまざまな手法が生み出されるのだと思います。
操作性や加工性も、あるいは物語性も含めてさまざまに。
私にはたぶんこの素材が、「あいだを持つもの」のようにみえています。
何かと何かのあいだを行ったり来たりして、どこにも定まらない、常に揺れ動いているような印象です。
光と影や、固体と液体や、物質と出来事の、または意識されない何かと何かのあいだをいつも動き続けているような。
私の行為がその中のどこかに接点をつくって、初めてこの素材の確かな物質性に気が付くような。
今の私にはガラスがそんなふうにみえています。
あるいは、そんなふうに作っています。
井本真紀
【略歴】
https://www.maki-imoto.com/
兵庫県生まれ
2005 倉敷芸術科学大学 芸術学部工芸学科ガラスコース 卒業
2007 倉敷芸術科学大学大学院修士課程工芸専攻 修了
2010 倉敷芸術科学大学大学院後期博士課程芸術制作表現 単位取得後退学(2011,博士(芸術))
個展
2023 「atéreo」Yudinist/arisuanze / 上海
2023 「Exhaling」pragumata / 東京
2023 「狭間の出来事」ギャラリー創 / 札幌
2020 「Fused Quartz」pragumata / 東京
2020 「結び目の在りか」トライギャラリーおちゃのみず / 東京
2019 「指先の交差するところ」Galerie箒星 / 東京
2019 「触覚の地平」BiyongPoint / 秋田
2010 「白の出来事」 加計美術館 / 岡山
2009 「maki imoto glass exhibition」アートライフみつはし / 京都
賞歴等:
2023「LOEWE Craft Prize 2023」ファイナリスト LOEWE FOUNDATION / スペイン
2022「New Glass Review 42」The Corning Museum of Glass / アメリカ
2020「第8回現代ガラス展 in 山陽小野田」THK株式会社 山口工場賞 / 山口
2016「New Glass Review 37」The Corning Museum of Glass / アメリカ
2012「New Glass Review 33」The Corning Museum of Glass / アメリカ
2009「Jutta Cuny – Franz Memorial Award 2009」奨励賞 / ドイツ
2008「New Glass Review29」The Corning Museum of Glass / アメリカ