Minder om stinkbugs
こんにちは。ベルベット吉祥寺店です。
穏やかな日差しが降り注ぐ月曜日、お店にカメムシが遊びに来ていました。
カメムシといえば子どもの頃、バーベキューでカメムシの味がする!と思ったら
本当にカメムシを口に入れていて、大泣きした苦い思い出があります。(いろんな意味で)
しばらくはカメムシの口になってしまったし、笑いものになるしで、それ以来カメムシは敵と認識していましたが、もう大人なのでカメムシに罪はないことや、彼だって被害者だということもわかるようになりました。
お店に来ていたカメムシをやさしく外に導くことができて、心の成長を感じた月曜日。
カメムシのブログではありません。ヴィンテージ家具のブログです。
それでは綺麗な赤いファブリックが印象的なArne Vodder(アルネ・ヴォッダー)のイージーチェアからご紹介いたします。
ID/2102R131
デザイナー/Arne Vodder
材質/チーク
サイズ/W 72 D 72 H 80 SH 40
Arne Vodder(アルネ・ヴォッダー)は、その作品がホワイトハウスをはじめ、世界中の銀行や大使館、ホテルなどで採用されているデンマークを代表するデザイナー。
建築家としても活躍し、フィンユールと親交が深かったことでも有名です。
こちらのイージーチェアは1950年代にGlostrup Møbelfabrikより発表されました。
一目見ただけでクオリティの高さと上品な美しさが伝わる一脚ですが、是非お試しいただきたいのは肘掛けのフィット感。
腕の丸みに沿うように丁寧に削り出された肘掛けは、腕を置くとすっぽりとおさまってとっても気持ちが良いのです。
ソファやイージーチェアはつい座り心地にばかり注目しがちですが、腕の収まりがよいと心地よい安心感に包まれてさらにリラックスすることができます。
肘の掛け心地も重要なポイントなので、意識して色々なチェアで比べてみると新鮮な発見があるかもしれません。
腕も意外とお疲れですものね、、、
程よく角度のついたシートと背もたれ、工夫された肘掛けの合わせ技で安らぎのひとときへ連れて行ってくれますよ。
後ろから見たシルエットもきれいです。
背クッションもシートも薄く、フレームワークも軽やかですっきりとしたデザインのイージーチェアはいい意味で主張しすぎず、いろいろな空間に合わせやいですよ。
背クッションを外してみました!印象がガラッと変わりますね。
時にはこんな使い方も素敵かもしれません。
背板のやさしいカーブを直接感じられて違った魅力の座り心地になります◎
ファブリックは御馴染、デンマークの老舗メーカー、ケアロップ社の落ち着いた赤い生地。
このイージーチェアの雰囲気にピッタリの生地ですね。
インテリアの上品なアクセントになってくれるイージーチェアでした。
お次はErik Buck(エリック・バック)のダイニングチェアをご紹介します。
ID/2102R131
デザイナー/Erik Buck
材質/チーク
サイズ/W 49 D 55 H 80 SH 44.5
Erik Buck(エリック・バック)といえば、ベルベットではModel.50が定番ですが、今回届いたのは”キャプテン”という珍しいモデルです。
チークの削り出しによる有機的でユニークなデザイン。
全体に丸みを帯びていて、なんだか人懐っこさを感じませんか^^
背もたれ、座面ともに張りぐるみで、程よいカーブが身体をやさしく支えてくれます。
座り心地のよさに定評のあるErik Buckらしく、長時間座っていても疲れにくい優秀なチェアはテレワーク用の一脚にもおすすめですよ。
よく見ると背もたれとフレームは真鍮金具で繋がれています。
木栓もデザインのアクセントになっていますね。
丸脚の頭が覗いているのもポイントです。
ファブリックにも注目ですよ。
一見ごく普通の爽やかなミモザ色の生地ですが、実は凄い力の持ち主。
イギリスの生地メーカー・Panaz(パナッツ)社の抗菌生地「Shield Plus(シールド・プラス)」という生地で、この生地の抗菌作用はコロナウィルス類の減菌、除菌にも効果があると実証されています。
感染症の流行で落ち着かない世の中ですが、日常で使うものほど安心できる素材を選びたいですよね。
座り心地の安定感と抗菌生地の安心感を併せもった頼もしいダイニングチェアはいかがでしょうか。
今週は雨マークが減ってうれしいですね^^
素敵な一週間になりますように。
吉祥寺店 芹澤