
良品フェア PT4
今回は良品フェアにお持ちした小物も少しご紹介しますね。
1点目はアーネ・バングの花瓶です。
コロンとした愛らしい造形ですがそれとは裏腹に深みのある釉薬が美しい大人な一点です。
バングが奏でる燻し銀の美しさは個人的にど真ん中です。
落ち着きがあり、深みのある美しさ。
こんな人間に私はなりたい。(笑)
そしてもう1点、
流れるようなフォルムが印象的な花瓶。
こちらはグナー・ニールンドの作品
北欧の陶磁器の世界に多大なる影響を及ぼしたニールンド。
数々の窯に従事して、今の北欧モダンスタイルの礎を築いた一人です。
流れる釉薬美しさとオーガニックな造形。
花を挿なくてもそこにあるだけで華を感じる作品です。
もう1点はロイヤルコペンハーゲンからの逸品。
デザイナーはゲルト・ベゲルント。
今回初めて彼女の作品を手にしましたが調べてみるまでその作風から男性のデザイナーだとばかり思っていました。
実にロイヤルらしい色使いで大地の躍動感すら感じさせる大皿です。
次は前からお気に入りの窯であるパルシャス窯からの1点。
こちらはパルシャスからの作品でも後期のものです。
前期のものは繊細で透明感のある作品が多いのですが後期はざらっとした粗い質感に作風を変えています。
後期の作品は釉薬が平坦に感じる印象のものが多いのですがこの作品では前期の作風でみられる繊細な釉薬の美しさが引き継がれているちょっと珍しい一点かと思います。
たかが器、されど器・・・
計算と偶然が織りなす本当に2つとない世界。
この世界、知れば知るほど奥の深い世界が顔を覗かせます。
次はそんな器を飾るのに適したサイドボードも1点ご紹介します。
こちらはコフォード・ラーセンの作品です。
引き算の美学、モダン家具を象徴するような作品。
素材そのものと空間の見せ方が絶妙で和の美学に通じるものを感じられずにはいられません。
高さも程よく、作品自体がシンプルで干渉が少なく小物を飾るのにも適していますよ。
こちら66年の作品ですが既にこの時代にここまで完成されたデザインがあったんだなーと心から感心させられる一品ですね。
渋い!!!!
詳しくはコチラからご覧下さい。
良品フェアもいよいよ大詰め、残すとこと2日です。
是非、お時間が御座いましたらこの機会にご来店頂ければと思います。
心よりお待ちしております。
ベルベット吉祥寺点