夏真っ盛り。
関東では気温35℃を超える夏日の連続記録が更新中だそうです。
ここまで来ると、日本も温暖気候とは言えなくなりますね。

そんな中、先日ベルベットでは夏の社内行事BBQが催されました。
お肉、川遊び、クールなお酒！まさに夏の風物詩です。
都会を離れて弾けるような自然の中で過ごす時間は、雑多なことを忘れさせてくれる豊かなものでした。
普段直接顔を合わせることの少ない、本社ウェアハウスの方々とも交流を持つことができました。

いくら暑いと言えども、クーラーの効いた室内ばかりにいず、たまには外へ飛びださなくてはいけませんね。
小さくても素敵な出会いが待っているはずです。

さて、前回に続き新商品のご紹介です。

まずはチェストから。

3段のチェストにしては幅100cmと広めですが、収まりの良いサイズ感になっております。
様々なシーンで活躍できるアイテムです。
脚が斜めにスラッと伸びており、箱物ながら躍動感も感じられます。

取っ手も丸くかわいらしいですね。
北欧ヴィンテージには特徴的な取っ手が多く、それぞれの個性が表現されています。
見た目だけでなく、触った時のファーストインプレッションも、家具選びの重要なファクターではないでしょうか。

1段目は3つに仕切られています。
筆記具、小物、日用品など、細々としたものを仕分けて収納出来る仕様です。
こういった心遣いのあるデザインが嬉しいですね。

ID/507D217-02
Item/チェスト
Material/チーク
Size/W100 D45 H66 [cm]

続きましてサイドボードです。
少々アップが遅れてしまいました。

引き戸が2つ、中央には5杯の引き出しが設けられています。
サイズも仕様も、使い勝手のいい商品だと思います。

引き戸の中はこんな感じ。
棚板が入っていますので、収納のしやすさもポイントです。

こういった大きな家具は、材料の色味や木目の違いで大きく印象が変わります。
こちらは柾目(真っ直ぐな木目)の材料を使っていますので、シャープに引き締まって見えますね。
お部屋の印象も、キリッとするのではないでしょうか。

ID/505K052
Item/サイドボード
Material/チーク
Size/W150.5 D41 H81 [cm]

続いてはアームチェアのご紹介です。

背と肘の一体となったラウンドタイプのチェアです。
布張りの背当たりも柔らかく、ゆったりともたれられます。

しゅっと内側に伸びた後脚もスマートです。
テーブルに収めた姿も、スタイリッシュで存在感がありそう。

こちらはメンテナンス前の商品ですので、今ならお好きな生地で張り替えることが可能です。
現在はプレーンな白い生地で素朴な感じがしますが、素材次第で大化けします。
黒いレザーで張れば大人なプレミアムな一脚に。
明るいレッドやブルーならポップでフランクな相方に。
グレーのウール生地で張っても、チークに良くマッチしてカッコいいですね。

一人で盛り上がってしまいましたが、張り替えられた姿が今から楽しみです。
ぜひ皆様もお気に入りの生地でイメージしてみて下さい。

ID/507R103-01
Item/アームチェア
Material/チーク
Size/W51 D48 H73 SH43 [cm]

最後に、CH36という椅子をご紹介します。

こちらはハンス・ウェグナーのデザインで、1962年にカールハンセン&サンから発表されました。
足回りはCH24 Yチェアの構造とよく似ており、ウェグナーのものだとはっきり分かります。
控えめでシンプルながら、凛とエレガントな出で立ち。
余計なものをそぎ落としたミニマルなデザインというのは、こういうモノのことを言うのでしょうね。

同時代のデザイナー、ボーエ・モーエンセンの代表作J39 シェーカーチェアにインスパイアされて、ウェグナーとしてのシェーカー家具へのアプローチをした、という逸話もあります。
互いに影響し合い、展開していった当時の情熱を感じます。

機械加工を進んで取り入れ、低価格、高強度を実現しているためか、ダイニングチェアとしてだけではなく、結婚式場や教会などでも使用されているのだとか。
チャペルにずらりと並んでいるのを想像すると、また圧巻です。

座のペーパーコードは、一脚ずつ手作業で編まれています。
熟練の張り職人でなければ、強く綺麗に、かつ素早く張れないと言いますから、量産とは言ってもそこには多大な技術と労力が注がれているんですね。

カールハンセン&サンからは現行品も販売されておりますが、座の奥行サイズなど変更されている点もあり、オリジナルのものはヴィンテージでしか手に入りません。
当時のままの座り心地を感じられる貴重なアイテムだと思います。

こちらもメンテナンス前の商品になりますので、木部の修復とペーパーコードの張替が可能です。
塗装も汚れもすっかり落として、リニューアルした姿をぜひ見てみたいものです。

デザイナーのセンスと、メーカーの技術力を感じる一脚。
ぜひ店頭でご覧になってみてください。

ID/507G184-01
Item/ダイニングチェア CH36
Designer/ハンス・ウェグナー
Material/オーク
Size/W52 D42 H78.5 SH43 [cm]

今回は少し長い記事になってしまい、少しバテてしまいました。
バテるといえば、夏バテ。
冷たいものばかりではなく、たまには温かいものを飲むことが、夏バテ予防のコツらしいです。
少し涼しい朝は、温かいコーヒーやお茶で、元気を呼び起こしてあげると良いのではないでしょうか。

まだまだ暑さは厳しいですが、頭はクールに保てるとよいですね。

では、失礼します。

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