Bellbetでご購入いただいたヴィンテージ北欧家具の塗装は、基本的に全てオイル(テーブル天板はオイルウレタン)にて仕上げています。オイル仕上げは家具塗装では昔ながらの古典的な塗装方法で、オイルを付着することで木材に浸透して硬化し、木材の乾燥、水・汚れなどから守る効果があります。ウレタン塗装等に比べると、汚れや傷が付きやすい塗装ではありますが、メンテナンス性が高く、長年代々と受け継ぐ事を前提としたヴィンテージやアンティーク家具には適した塗装で、現在でも世界の多くの家具メーカーが採用する塗装方法です。

年に1 or 2回のオイリングはおすすめ

オイル仕上げの家具は木目の風合いがナチュラルで、通気性もあり、木の呼吸を妨げない、本来の美しさがあるのが魅力です。日々のお手入れは乾拭きか硬く絞った布拭きでのお掃除で十分ですが、毎日使用していると傷やシミなど気になることがあります。経年の使用で出来た傷やシミは、ご家庭のライフスタイルが味として現れ、独自の素敵な風合いですが、エアコンなどの家電製品と同様に年に1度か2度は、メンテナンスをすることで汚れや傷を落とすだけでなく木部の耐久性が増し、積み重ねることでより愛着ある家具として、この先も長くご愛用いただけるものとなります。

オイリング方法

1. 乾拭きで表面上のホコリや汚れを落とします。

2. オイルを少量、ウエスや柔らかい布に取り木部全体に薄く擦り込んでいきます。

3. 20分~30分乾燥させ、綺麗な布で丁寧に拭き上げます。

4. その後は12時間-24時間ほど乾燥させて完成です。

※乾燥が不十分な場合、衣類等にオイルが付いてしまうなど御座いますので、十分に乾燥を行ってからご使用下さい。

※お客様のご要望やご提案によりオーク材をワックスにて仕上げている場合がございます。ご不明な場合は店舗へお問い合わせ下さい。

※オイルの成分(アマニ油)が酸化により自然発火を起こす危険がありますので、使用した布は必ず水に浸けて処分して下さい。

傷やシミが特に目立つ場合

傷やシミが特に目立つ場合は、硬く絞った布で全体の汚れを拭き取り、細かい番手#250~400のサンドペーパーで木目に沿って全体を均等に磨き、傷、シミを除去した後に、上記のオイリングを行います。

※サンディングにより傷・シミ・汚れが完全に落ちるわけではありませんので素地を慣らす程度とお考えください。また木部が突き板合板の場合は表面にはられた化粧材がサンディングにより剥がれてしまう可能性があるので、局部を集中してのサンディングや粗い番手のペーパーのご使用はご遠慮下さい。

初めてのオイリングは、少しハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、意外と簡単で、綺麗に艶の出た家具を見ると愛着が湧き、やり甲斐を感じて頂けると作業かと思います。また少し付いた傷やシミもこの作業で周りの木部と調和して目立たなくすることが出来たり、木肌の乾燥が気になった際も部分的に塗ってみるなど、慣れてくると日常生活で気軽にお手入れ頂けるようになるので是非実践していただければと思います。

推奨のオイル

Bellbetでは世界中で多くのシェアのあるドイツ リボス社のビボスオイルを推奨しています。少量でも大きな面積を塗ることが出来、天然素材のアマニ油と蝋蜜を主成分に、匂いも優しく、安心してお使いいただけます。またBellbetで販売するオイル仕上げのヴィンテージ家具であれば、どの木材にもお使い頂くことが出来ます。

リボス オイルワックス お手入れキット

メンテナンスキット

  • ビボスオイル 小瓶(50cc)  x 2瓶
  • ペーパータオル
  • 研磨材
  • 説明書

¥2,310 (税込)

送料:一律800円 (日本郵便)

※1瓶(50cc)はShowroom並びにWarehouse両店にてお買い求め頂けます。

その他設置場所での注意点

木材は季節の温度や湿度によって膨張・伸縮を繰り返している為、以下の場所での設置は木の割れや反りが起こる可能性がある為、ご遠慮ください。

  • 脱衣所のような温度差の激しい場所や過度の湿度、乾燥のある場所
  • エアコンやストーブなどの風が直接当たる場所
  • 直射日光の当たる場所