Bellbet | 北欧ヴィンテージ家具・雑貨 | Do not run too fast

Do not run too fast

こんにちは。

皆様は如何お過ごしでしょうか?

梅雨が気になりますが今日も元気に先日店頭に到着した椅子を2点ご紹介してみたいとおもいます。

今回はちょっとだけ熱く語っちゃいますのでお部屋の温度を1度ほど下げてお付き合い下さい。(笑)

 

普段あまり当店ではみない、スタイリッシュなソファ。

実は今回新たな試みをしてみました。

 

 

 

 

ボディーはデンマーク製のヴィンテージソファを使い、張り池はフィンランドの老舗テキスタイル、ヨハンナ・グリクセンのHELIOSとのマッチングを試してみました。

こちらのテキスタイルはヨハンナのコレクション、ノルマンディーシリーズの一つでフィンランドを代表するテキスタイルの一つです。

 

ヨハンナのテキスタイルはアアルトの家具などにはお馴染みですが、デンマークの家具とのマッチングは少なかったので昨年ヨハンナ・グリクセンの回顧展でみたときに思いついたアイデアです。

 

 

 

 

アアルトの家具のような白木のちょっと工業色の強い商品との相性は確証済みですが、デンマーク家具のようなクラフト性を前面に出したソファとも素晴らしい相性に感じます。

時にしつこく感じてしまうデンマーク家具の重厚さが、ヨハンナの清々しいテキスタイルによって中和され、独特な印象を感じられます。

 

デンマークファンにもフィンランドファンにも決してど真ん中なテイストではありませんが、こんな個性のぶつかり合う北欧のコラボも面白いです。

 

余談ですがノルマンディーシリーズはあの豪華客船ノルマンディー号のデッキチェアの為にデザインされたテキスタイルから来ているとの事です。

豪華客船に乗るのは容易ではありませんが、このソファに座って目を閉じれば、暫しいい夢觀れそうですよ。(笑)

 

 

ID/ 712D204

デンマーク製ソファ

材質チーク

張り地 ヨハンナ・グリクセン

W 179 D 75 H 73 SH 37cm

 

 

次はアームチェアです。

 

今回ご紹介するのはThe Chairが椅子の中の椅子と呼ばれているならば、私の中で椅子の中の椅子と呼びたい隠れた名作。

ウェグナーのModel.3262、アームチェア

 

 

 

 

ウエグナーの代表作The Chairなどと比べると華やかさには欠けている出で立ちですが、良い椅子というカテゴリーではThe Chairさえも凌ぐというのが私の感想です。

なぜなら椅子としての機能が秀逸だからです。

 

 

 

 

良い椅子の条件で、使い易い、疲れない、壊れない、美しい、とありますが、この素朴な美しさもわかる方には完成度の高い1脚になると思います。

 

椅子の本質を形に表すならこんな1脚が出来るんでしょうね。

 

 

 

 

この椅子が隠れた名作としての証明の一つが製造メーカーがAPストールン、ヨハネス・ハンセン、フレデリシアと3代に渡って製造されてきた事でも分かります。

因みにこの個体は最後の工房フレデリシア社で作られたものです。

 

 

 

この椅子にはウェグナーが晩年を迎えた父親にデザインしたという逸話もあるようです。

確かに座った後も立ち上がり易く、シートも座面も程よく硬く疲れにくいので、晩年を迎えた父親には素晴らしい1脚だったことが想像できますね。

まさにThe Chairです。(笑)

このモデルには色々な種類があったようですが、今回入荷したのは座面の低いラウンジタイプになりますので、テーブルと合わせて使うのではなく、くつろぐ椅子としてお考え頂くと良いかと思います。

 

ID/ 803T049

アームチェア

デザイナー ハンス・ウェグナー

材質 チーク

W 72 D 64 H 71 SH 38cm

フレデリシア製(デンマーク)

 

 

ついでなのでランプも2点ほど・・・

どちらもSoholmのランプです。

 

 

 

 

 

 

 

ID/ 803S096

テーブルランプ

Soholm製(デンマーク)

 

 

 

こちらはロイヤルブルーのお品。

 

 

 

 

 

 

ID/ 803S093

テーブルランプ

Soholm社製(デンマーク)

 

 

 

この他にもビューロ、ネストテーブル、本棚などが新しく入荷してますが、これは又の機会にでも。

 

吉祥寺にお越しの際は当店にもお立ち寄り下さいね。

 

それでは良い週末を。

 

ベルベット吉祥寺店