ベルント・フリーベリ展「 流線美 」
2月20日 (金) 〜 3月1日 (日) の10日間、ベルント・フリーベリ展 「 流線美 」を開催致します。
ご好評を頂いた2013年の【造形美】に続き、神の手の異名を持つフリーベリの作品を中心に今回はフリーベリの師であるウィルヘルム・コーゲの作品も交えてご紹介します。
北欧現代陶磁器のパイオニア、コーゲが残した作品にはフリーベリとの共作も多く、ふたつの才能がひとつの器の中で混ざり合うハーモニーは他には無い美しさがあります。
どの角度からも全く無駄を感じさせない造形
そして偶然と必然から生まれた宇宙感
師弟関係による同じ思想を持つ2人だから到達できた完成形がそこにはあります。
フリーベリの作品もより完成度の高いものをセレクト致しました。
日本や中国、朝鮮の古陶磁にも通ずる繊細且つ、優雅な作品をお楽しみ頂けます。
器ごとに違う、世界でひとつだけの美しさ
フリーベリが作り上げたそんな哲学がこの器達には託されています。
イベント期間中の展示品は全てお求め頂けます。
世界的に希少価値の高い作品が一堂に集まる機会も多くありません。
この機会に北欧陶磁器の美しき世界に触れて下さい。
Berndt Friberg ベルント・フリーベリ（1899−1981）
1899年にスウェーデンのホガナス生まれ。
13歳よりホガナス窯で作陶助手として働き始め、35歳まで22年間、轆轤職人として下積み時代を過ごす。
1934年からグスタフスベリ窯に籍を置く。
当時のグスタフスベリ窯はスウェーデンを代表する陶磁器メーカーで、同僚には著名デザイナーのスティグ・リンドベリらがいた。
後にアートディレクター、ヴィルヘルム・コーゲ氏に師事、44年には独立と同時にグスタフスベリ内に自らの工房を設立する。
スウェーデン国王をはじめイブ・サン＝ローラン、写真家のロバート・メープルソープなど世界中で彼の作品のコレクターが多く存在。
作品はスウェーデン国立博物館、コペンハーゲン装飾工芸館、デンマーク博物館、ニューヨーク近代美術館、ニューヨークメトロポリタン美術館など世界各国の美術館に収蔵されている。
ミラノトリエンナーレにて1948年、51年、54年に金賞を受賞。
ファエンツァ国際陶芸展にて1等賞。
1964年に日本で開催された現代国際陶芸展にも出品されている。
Wilhelm Kage ウィルヘム・コーゲ（1889~1960)
1889年にスウェーデンのストックフォルムに生まれる。
北欧現代陶磁器のパイオニアでアクセル・サルトと共に2大巨匠とされる。
もともと画家であり、グスタフスベリ窯にポスターデザイナーとして入社するが後にその才能を見出されアートディレクターに昇りつめる。
世界各国の陶芸に精通し日本では濱田庄司とも交流を持ち来日も果たしている。
エレガント色の強い当時の思想よりも民藝の思想に共感し、日常使う美しい器の重要性を説き、生涯で30種以上のブランドを手掛けている。
1920年代より制作を開始したアートラインFarstaシリーズは最高傑作とされ世界的評価が極めて高い作品群である。
皆様のご来店お待ちしております。
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